増田千代松展

開催期間 2021年3月20日(土)〜5月30日(日)

こちらの展示は終了しました。

仙人画家が描くノスタルジーな世界

増田千代松展

CHIYOMATSU

増田千代松は、明治34年、福良(現・南あわじ市)に生まれました。大正14年、京都絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)を卒業後、上京して当時の日本画壇の巨匠、平福百穂(ひらふくひゃくすい)の門下生となります。帝展に9回入選しましたが、昭和8年、師・百穂が急死し、その後、ふるさと淡路へ帰り、中央の展覧会へは一切出品せず、淡路島内のあちらこちらに居をうつして、ただひたすら絵画ひとすじの生活を送りました。生涯妻帯せず、金も持たず、家も持たず、昭和53年、77歳でその人生の幕を下ろしました。

 本展では、平穏で美しい日本の風景を描き続けた千代松の生誕120年を記念して、花卉鳥獣画を中心に、スケッチや愛用の道具など約25点を展示します。

増田千代松展

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淡路文化史料館