GEOLOGICAL AGE
地質時代
ヤマトサウルスと淡路島の化石
化石コーナーでは、淡路島南部に分布する和泉層群の地層(白亜紀末期7700万年前~6600万年前)から発見されたヤマトサウルス・イザナギイの復元頭骨や縮小生体復元模型(いずれも世界初)、同時代のアンモナイト、カニ、エビ、植物などの貴重な化石を展示しています。
Yamatosaurus izanagii
ヤマトサウルス・イザナギイ
平成16年(2004)に発見されたヤマトサウルスは、当初ハドロサウルス科の恐竜として発表されていましたが、学名はついていませんでした。その後、研究が進み、他のハドロサウルス科の恐竜には見られない特徴が歯に確認され、令和3年(2021)に原始的なハドロサウルス科の新属新種の恐竜であったことがわかり、「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名されました。発見されたヤマトサウルスは、全長7~8m、体重は4~5㌧と推定され、二足歩行であったと考えられています。
Ammonite
アンモナイト
淡路島南部の和泉層群北阿万層などから産出した、後期白亜紀(約7200万年前)の化石です。プラビトセラスやパキディスカス、ディディモセラスなどの種類があります。
この地層から、ハドロサウルス科の恐竜であるヤマトサウルス・イザナギイが発見されています
FOLK PERFORMING ARTS
民俗芸能とまつり
大展示室では、国の重要無形民俗文化財の指定を受けている淡路島の代表的な民俗芸能である淡路人形浄瑠璃の人形の頭や、太夫が使う見台・三味線などを復元舞台とともに展示しています。
また、この部屋では、だんじり[檀尻]の一部を展示していますが、引きだんじりや肩にかつぐ舁きだんじりは祭りの花形で、宮入りの時に歌われるだんじり唄は淡路を代表する民謡の一つです。
HUNA DANJIRI
船だんじり
船の形をした引きだんじりで江戸後期の貴重なものです。かつては島の浦々にありましたが、今は数台しか残っていません。
淡路の引きだんじりは屋根に破風のついた屋台だんじりが一般的です。
舁きだんじりはふとん状の屋根を重ねたふとんだんじりが一般的です。
淡路の引きだんじりは屋根に破風のついた屋台だんじりが一般的です。
舁きだんじりはふとん状の屋根を重ねたふとんだんじりが一般的です。
AWAJI NUNGYOU JYOURURI
淡路人形浄瑠璃
三人遣いの人形・義太夫・三味線で演じられる古典的人形劇です。
文楽と比較すると野掛け芝居のため人形が一回り大きく芸題も戦記物が主です。
最盛期の江戸時代には座元が48座もありましたが現在は淡路人形座だけで公演が続けられています。
文楽と比較すると野掛け芝居のため人形が一回り大きく芸題も戦記物が主です。
最盛期の江戸時代には座元が48座もありましたが現在は淡路人形座だけで公演が続けられています。
頭 Kashira
頭 Kashira